院長の独り言 ②寝違えとむち打ち
首を動かすと痛いと言う時有名なのが寝違えとむち打ちですが、ともに首筋の痛みですが
痛めている筋肉や原因が違うので施術方法も変わってきます。
多くの方は痛みの出た前の心当たりで判別をしていると思いますが
交通事故以外でもむち打ちになることはあるのでそれぞれの特徴を見ていきたいと思います。
目次
寝違えについて
多くは朝起きて首が痛ければ寝ているときの態勢が悪く寝違えてしまったと判断すると思います。
自力で筋肉を動かして伸ばし過ぎてしまった様なつまり寝ている時に長時間同じ態勢をしていたあるいは無理な態勢を取ってしまったと言うことで出てしまいます。
他の場所で見れば例えば腰の場合長時間同じ姿勢をしていると姿勢を伸ばすときに腰が痛くて動きにくくなる事が有ります。
首と腰どちらも同じように痛みが出ます、ただ首の方が腰よりも筋肉自体が小さく細いので同じような負担でもきつく出るのではないでしょうか。
改善方法として
腰痛の改善方法と同じように温めて血行を良くしたりマッサージなどで筋肉をほぐしたり首回りの筋肉疲労を取っていくことになると思います。
ただ腰と首の違いは筋肉量(一つ一つの筋肉の大きさ)が違うので腰より首は軽い目にする方がいいのではないでしょうか。
筋肉量の多い方が疲れを溜める量も多くなりますそのため腰より首の方が痛みが出やすくなるので常にマッサージやストレッチをして疲労を溜めないようにしていくことで寝違えの予防になるのではないでしょうか。
むち打ちについて
むち打ちの代表的なものが交通事故での起こる首の痛みです。
むち打ちの原理は外部からの力で頭と体の位置がずれる事で起こるので見方を変えればスポーツをしているときの捻挫に似ています。
例えば踏ん張った時に足の底がロックされた状態で上体が先に流れてしまい関節周りが伸びてしまうので交通事故でのむち打ちと原理は似ています。
改善方法として
膝の捻挫や足首の捻挫の時と同じような施術になると思いますが膝や足首の場合ひどくなると筋肉だけでなく靱帯損傷や骨折などを起こしていることもあります。
首の場合も靱帯損傷している可能性もありますが何より脊髄があるので神経症状が出る可能性もあります。
おかしいなと思ったら専門家に見てもらうことをお勧めします。
最後に
なかなか痛みが取れないときや痺れや別の症状が出ているときは一度専門のところで見てもらうことをお勧めします。